スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[--/--/-- --:--] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

昨日の気になる 

ダスキン肉まん事件、元経営陣に公表義務 

◆株主代表訴訟の大阪高裁判決、5億5800万円の賠償命令

 大手清掃用品レンタル業「ダスキン」(大阪府吹田市)が運営する「ミスタードーナツ」による食品衛生法違反事件で約106億円の損害が出たとして、株主が元会長ら当時の経営陣に、損害全額を同社に賠償するよう求めた株主代表訴訟の控訴審判決が9日、大阪高裁であった。小田耕治裁判長は「積極的に公表しない方針を決めたことは、経営責任の回避で、損害や信頼失墜を最小限度にとどめる義務を怠った」と述べ、元社長だけの責任を認めた1審・大阪地裁判決を変更、経営陣11人全員に約5億5800万円の賠償を命じた。

 原告弁護団によると、企業の不祥事隠ぺいを巡り、役員の公表義務を初めて認定した司法判断で、危機管理のあり方を厳しく問うものとなった。

 原告は、元同社部長坂井洋さん(63)。判決によると、ミスタードーナツは2000年5~12月、無認可の食品添加物入り肉まん約1300万個を販売したが、ダスキンは02年5月まで公表せず、加盟店への営業補償など約106億円の支出を強いられた。

 04年12月の1審判決は、取締役会への報告を怠ったとして担当外専務だった元社長の責任を認め、約5億3000万円の賠償を命じたが、その後知った他の役員については、「違法性認識の時点で対応しなかったことと、損害との因果関係が認められない」として、請求を退けた。

 しかし、小田裁判長は判決で、認識時期にかかわらず、違法行為の判明時点で、事実を公表し、商品を回収する社会的責任があったとし、「元会長らの対応は、経営判断と言うに値しない」と批判。賠償額については、損害額の5~2%とした。

 11人とは別に審理されていた直接の元担当役員2人に対しては、同地裁が昨年2月、損害全額にあたる約106億円の賠償責任を認定し、2人は控訴中。

 ダスキン広報室の話「判決文を見ておらず、コメントは差し控える」

(2006年06月10日 読売新聞)



コンプライアンス関連の問題で「ほうれんそう」を欠くと、こういうエグイ事態になりうるということで、一般リーマンも注意しましょう。106億円の賠償責任て、無理っすよ。。
気になるのは、取締役には違法行為の判明時点で事実を公表し、商品回収を図るべき「社会責任」があるという件。「社会的責任」を果たさなかったことが、即、取締役としての善管注意義務違反となるのだろうか。
また、取締役に「公表義務」を課すとして、その範囲はどこまでなのだろうか。すくなくとも勤務先の某大手企業は、いまのところかなり情報公開については慎重なので、本件の行方しだいでは広報実務にかなりの影響があるだろう。
なお、本件で問題となった添加物は、日本では違法でも欧米では完全に合法だという話もあり、実際にこの添加物を摂取したことによる被害報告は無いようだ。とすると、事実を公表することに起因する混乱を避けるため、あえて公表しなかったということも考えられる。でも、「法律違反だから公表しないという判断は許されない」というのも、なんだか厳しいなあ。。。ぼくは法務マンのくせに、こんなこといってるから駄目なんだよね。6/20追記
ダスキン高裁判決は、「取締役の不祥事の公表義務」を正面から認めたわけではないそう。

「取締役の公表義務」といったあたりにつきましては、明確に「公表義務」といったものを裁判所が認めたわけではなく、取締役会を構成する取締役、およびそこに出席する監査役の善管注意義務のひとつとして、過去の不祥事を一般消費者、マスコミへ公表しなければならない背景事情といったものを詳細に検討したうえで、善管注意義務違反を認定した、というもののようです。

スポンサーサイト

[2006/06/11 10:59] 日々考察 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://29ch.blog65.fc2.com/tb.php/116-268f1456






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。