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日の名残り 

遅ればせながら初めて読みました、カズオ・イシグロ。
梅田さんがイシグロのファンということで、前々から気になっていたし、アマゾンのレビューは非常に好意的だし。ということで、トライ。
なお、今回は、スゴ本のオススメに従い、図書館で借りてみた。

雇い主に「英国流」の一流サービスを提供することに全てを捧げてきた執事。彼は、短い自動車旅行をする中で、失われてしまったものに思いを馳せる。それは、自分が長年仕えてきた真の貴族階級であり、女中頭との淡い想いでもある。
表層的には悲しい物語である。パラダイムシフトが起こるとき、取り残された「旧世代」を襲う混乱。仕事を追及するあまり、見失ってしまった周囲の人との心の交流。確かに、執事には、もっとうまくやるチャンスがあったに違いない。
しかし、彼は後悔しているわけではない。そうした、決して帰らない日の名残りをかみ締めた上で、やはり自分の仕事をしっかり果たそうと決意するのである。今までとはほんのちょっぴりやり方を変えて。仕事をすることで失ってしまったものを思い返しながらも、やはり最後は仕事のさらなる充実を目指す。不器用ながらも真のプロフェッショナリズムをそこに見た。
日の名残り 日の名残り
カズオ イシグロ (2001/05)
早川書房
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[2006/09/10 12:43] ブックレビュー | TB(0) | CM(0)

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