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Gファイル―長嶋茂雄と黒衣の参謀 

Gファイル―長嶋茂雄と黒衣の参謀 Gファイル―長嶋茂雄と黒衣の参謀
武田 頼政 (2006/10)
文藝春秋
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※今後、読書の際は目的意識をもって臨み(エンタメ系は別)、出来る限りその達成度を測ることとする。
・本書を手に取った目的=日本的組織の持つダークサイド・パワーと20世紀最高のヒーローの悲哀をお勉強
・達成度=★★★★☆

親父は言った。
「お前たちの世代には、長嶋や力道山といった、本当のヒーローがいない。ある意味不幸なことだ。」
長嶋とは何だったのか。

本書が浮かび上がらせるのは、日本的組織、日本社会の腐った部分だ。

「栄光の読売巨人軍」に群がるハイエナたちの権力争い、疑心暗鬼、嫉妬心、派閥争い・・・組織の目的や野球への純な心を忘れ去った、醜いオッサン達のどろどろの関係。ああ、キモチワルイ。行間から、なんだか脂ギッシュなすえた体臭が立ち上ってくるような気がする。とにかくうんざりさせられる。
そして、長嶋。夫でもなく、父でもなく、そして最期はアスリートでもなく、さらには半身不随になってもなお、ただ「巨人軍の背番号3」であり続ける男。彼は個人として燦然と輝いているように見えて、その実バリバリの組織人なのかもしれない。その姿は、家族も顧みず仕事に組織に没頭する日本人像とどこか重なる。彼がこれほどまでに人々に愛されたのは、日本人とは思えないほどの天真爛漫な輝きを放つ陽の部分を持っているからだけではなく、ある意味で純日本人的な陰の部分を兼ね備えていたからだろうか。
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[2006/12/05 22:09] ブックレビュー | TB(0) | CM(0)

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